許可が下りるわけがない
2011-06-08


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山口もえさんの夫を逮捕=住宅街で無許可クラブ―警視庁
時事通信 6月7日(火)15時28分配信
[URL]

 「第1種住居地域」
 用途制限で許可は絶対不可能。

 はい、説明終わり。

 いや、予想通りというか何と言うか。
 無許可店舗の良くあるパターン。

 いくら麻布の大通り「近く」といってもここは「住居地域」
 風俗営業が下りるわけがない。

 まあ、スタジオとか普通に雑居ビルが建っているから「問題が無い」と思ってたのかもしれないし、目と鼻の先、道路の2本向こう側だと「営業可」なのを見れば、「近くで同様の店がありますから、やってても大丈夫ですよ」とか言われたら信じてしまうのかもしれないけど、もうよくある馬鹿パターン。
 最初に少し用途地域の確認をしておけば「風俗の許可が下りない」事はすぐに分かったはず。
 なのになぜ営業してしまうかな。

 馬鹿過ぎます。

 深夜酒類のみで普通の「バー」として営業しておけばよかったのに。
(実際、深夜酒類では届出が通っている。警察が最初は問題なしとしていたのは「深夜酒類」だから)
 様々なサイトを見ても一応「ダイニングバー」として宣伝しているところを見ると、最初はたぶん「ダイニングバー」として合法に営業していたようだ。

 なぜ「ホステス接待」まで始めてしまったんでしょうか?
 というか、記事を読んでいると「売った相手」が始めてしまったようだ。
 とはいえ、売った相手といつまでもずぶずぶのお付き合いをして「実質経営者」のまま。

 何度も書きますが、この人、馬鹿過ぎます。

 まあ実際は「売買」を形式上行なって、知人をダミーの経営者を仕立てる。
 で、違法行為は「ダミー」の経営者が行ったことにして、自分は単なる第三者。
 だから、自分は「無許可営業に関係無い」とでもするつもりだったんだろうが、警察だって甘くない。

>しかし、その後も尾関容疑者が店の経営を指示していたほか、毎月数百万円を店側から受け取っていたことから、保安課は実質的経営者だったとみている。
『山口もえ衝撃!夫が高級キャバクラ無許可営業で逮捕』
スポニチアネックス 6月8日(水)7時2分配信 から引用
[URL]

 予想通りの展開。

 どれだけ言い繕うと、「では、なぜ店舗経営の指示ができたのか?なぜ毎月数百万貰っていたのか?」となれば「実質的経営者」として判断されるのは当然。
 というか、そうでなければ「毎月数百万」の利益は「不当利得」(根拠無き利得)になってしまい話がおかしくなる。

 
 それとも「有名人の会員制バーだから摘発には来ない」とかいう言葉でも信じたんだろうか?
 余計に摘発する時は「容赦なし」なんだけどな。
「権力者が来る」であっても客である限りは「何のお咎めもなし」である以上、見逃す理由にはなりえないし、繋がりの無い自称有名人であれば、余計に一罰百戒の意味を込めても摘発対象としやすい。
 余計に「狙われやすい」店舗なのだが。そのあたりを分かっていなかったんだろうか?

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 とはいえ、この記事に対するコメントも結構酷い。

 無許可営業という言葉だけ見て、「許可が取れない」という事はこいつが怪しいからとか勝手にあること無い事を想像して書いている一般人が多すぎ。

 理屈を考えないで「新聞に載ったから悪」という事で叩くのは止めた方がいいのではないだろうか?
 単なる僻み根性で叩いているとしか見えないのだが。
 ネットリテラシーの低さも目立つ事件だな。
[法律]
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