おれ派遣、おれを撮る…26歳「岩淵監督」が映画化
1月11日15時36分配信 読売新聞
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元記事の監督については、何も言うことなし。
また映画を見ていない以上何もいえません。
……ただ、
自分を「弱者・被害者面」している、派遣や期間労働者の連中は、ただの馬鹿だと思う。
それと、「彼らを弱者扱い」して、優越感に浸っている「自称弱者の味方」連中の「似非正義」は、鼻で笑うしかない。
はっきり言って、「自業自得」に過ぎないでしょう。今の彼らの状況は。
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元々、派遣や短期労働者っていうのは「流動性の高い労働力」のはず。
「企業に固定」されるのでなくて、「要求される労働力」(需要)に合せて「自由に移動できる」事を前提とした労働形態のはず。
その結果、正社員と派遣社員にはそれぞれ、
派遣は「仕事があれば(契約があえば)、自由に新しい職場に移動できる(労働内容を変化できる)」という「労働選択の自由」が「雇用社員(正社員)」より高く存在し、
逆に正社員は「自由に移動できないかわりに、雇用が高度に保障」される。
このように、それぞれ「自由・流動性」と「拘束・安定性」というメリット・デメリットが成立していたはずです。
なら、この不況下によって、企業経営での「労働力確保」思考が、流動性より安定性を重視するようになったら、「雇用社員」を優先的に保障して「派遣社員」を削減するのは当たり前、です。
そもそも、拘束を嫌って安定性を放棄したのは、「派遣労働者」の側。
なら、「安定性が低い」という事に不満を言うのは本末転倒でははないだろうか?
本来、「派遣社員にも正社員と同等の権利」をというのであれば、「正社員にも派遣社員と同等の権利」を、また「派遣社員も正社員と同等の義務」を追う事が当然ではないだろうか?
どう考えても、今の派遣・短期労働者の言っている不平は、「自分達だけ得をしたい」という論理にしか思えない。
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「自分達にも権利をよこせ」というならば「自分達も(正社員と)同等の義務を果たせ」
と要求するのは、私のほうが間違っているのだろうか?
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さて、こんな事を書くと、「何を偉そうに、自分達の事も解らずに」などという「自分から弱者になりさがった」連中からの批判が出るかもしれないだろう。
だけど、そのような「被害者面」をしている人に言いたい。
そもそも私達のような「法律職・法律隣接職」自体、1個の「フリーランサー」に過ぎないのだ、と。
ただ、国家から「一定の職業能力」が認められているだけで、誰かに雇用されているわけでもなく誰かに拘束されているわけでもない。さらには業務(収入)が保障されているわけでもない。
自分で仕事を受注して、自分で仕事を処理して、自分で収入を得る。
それが、私達のような職業であり、一人自由業(フリーランサー)の最たる存在だ。
(最近は、法人雇用される雇用弁護士や雇用行政書士も出てきてはいるが)
だから、はっきり言ってしまえば「派遣組」以上に「収入が不安定」なのがこの職業でもある。
それを「それぞれのフリーランサーが」努力して安定性を高めたり収入を確保しているに過ぎない。
それが真実だ。
……実際、開業したが夢破れてやめていった人など、山のようにいる。
10年頑張れるのは半分程度。
(というより「フリーランサーとしての覚悟」をせずに「サラリーマン気質のまま」開業するから失敗する馬鹿な連中が多すぎるのだが)
だからこそ、フリーの強みとフリーの弱みを、一番よく理解している。
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