払わない人が増えるのは当たり前
2008-08-07


<国民年金保険料>納付率63.9%…2年連続低下
8月7日10時59分配信 毎日新聞
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……まだ63.9%も払っていたのか。

「国家がやっているから安心」と安易に考えたり、「国の制度だから仕方がない」と投げ出している人が結構多いのだろうな。

はっきりいって、年金制度。私は完全な反対派です。

こう書くと、「社会保障のために」とか「将来どうするのか?」、「もし何かあった時どうするのか?」という人がいます。

確かに、「国家による保障」は必要だと私は考えます。
ですが、それが「今の年金制度」である必要はありません。

「国家の社会保障」=「今の年金制度」と短絡的に考える人々。
ここにこそ、今の年金制度が破綻した原因があると思います。

ちゃんと「少子化問題」を考えれば、年金制度が破綻する事など、もう25年前から解っていた事です。

(というのも、私が、中学校の公民で「今は1人の老人を5人で支えているが、将来、私達が大人になった時は1人の老人を3人で支えるようになる」と習いましたから。
また、人口ピラミッドの崩壊によって、高齢者が多くなるバランスの崩れた人口構成になるとも習いました。
私は市立中学でしたので、全国どこでもこの話は習ったはずです。)

あの時点で、「5人で1人を支える制度」として作られた年金制度。
3人に1人になれば、当然、負担は増大し、ひずみが発生する事。
社会構成が崩れる以上高齢者対策が必要だというのは、中学生が学ぶレベルの『当たり前』の事だったはずです。

それを今まで、無視してきた。
無視してきて、ひずみが大きくなろうが目をそらしてきた。

その結果が「コレ」です。

しかも、今年金を貰っている世代の人間に、私は一番腹が立ちます。

目をそらしてごまかしていたくせに、自分達が老人になった瞬間、「当たり前」のように享受しようとする。
若い世代に負担をかける事が当然だと思っている。

「自分達が目をそらした結果」なのに、自分達は被害者のように振舞う。


ふざけているのですか?あなたがたは。


私は「社会保障は必要」だと思います。

でも、それは「次の世代」を助けるためのものであって、
少なくともバブルを招き、バブルをはじけさせ、社会を混乱させ、かつ何も考えずに目をそらして来た、今の50代以上の人々を助けるための制度は必要ないと思います。

しかも、現行制度で犠牲になるのは、若手20〜40世代。

50代以上の人は、どこまで、社会や他の人々に迷惑をかければ気が済むのですが?

こう書くと、「今のお前達を育てたのは誰だと思っているのか?」とほざく人々がいるでしょう。

確かに、50代以上の人々が今の世代を育てたのだと思います。

今の、
バブルやその後の混乱も、今の社会不安も、政治不信も、嘘と偽装が当たり前のように蔓延している企業体質も、環境汚染も何もかも、

全部、50代以上の人々が熱心に作りあげたものです。


加害者が何を被害者面しているんでしょうね?

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世の中、「今の若いモンは」と言って、若年層を批判する壮年・老人が結構います。

確かに「若年層にも問題はある」と、私も思いますが、少なくとも、ここまで社会を腐らせてきた人々と同じ考え方、腐らせた人が共感を覚える考え方を持っていない分だけ、社会にとってはマシだと思うんですがね。

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あー、いかん、いつもより感情的になってしまう。
いつもより支離滅裂だな。

この話題をやると、「なんであんたらが被害者面してんだよ!!」って、一気にハラワタが煮えくり返りますから。ホントに。
[社会]

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