公用車はなぜ必要なのか考えよう
2007-02-08


黒塗り高級車やめました 知事公用車で東国原知事
[URL]
サンスポ.com より

公用車問題ですが、私としては適切な判断だと思います。

「公用車はいらない」と最初公言していたらしいですが、

知事としてフル活動してもらうためには、公用車が絶対に必要です。
なぜなら、車の中でも仕事をしなければならないからです。

そもそも知事クラスの公用車としての性能は、
・後部座席の機密性が高く(電話の情報などが運転席や外部に漏れにくく)
・居住性が適度に保たれ(書類チェックがしやすい、乗っていて疲れない)
・車の挙動もスムーズであり、かつエンジンパワーも高いこと(2000cc以上)
・セキュリティ面から、頑丈かつ防犯性が高いこと
などが基本的に必要です。
(これは、走り回る社長の車の条件でもあります)

この時点で、一般大衆車レベルの車は論外で(実務上あまり役に立たない)
やはりハイエンドセダンクラスかその一つ下程度のクラスが必要になります。
(最近では、バンの改造型というのもありだが)

そもそも、高級車は「社長業務用の車両」としての性質を目的として作られています。(だから「プレジデント」(大統領・社長の意味)なのですが)
一般大衆車は、これら社長業務に必要な部分を削って廉価判にしたものです。

ですから、プレジデントクラス前後の車を公用車として使用することは本来「正しいこと」です。

変に内装をいじったリンカーンに乗っていたり、速いだけで意味の無いスポーツカーに乗るわけでもないのですから、これで色々文句を言うとしたら、それは、知事という「県の社業」業務を理解していないからでしょうね。

この意味で言えば、忙しい会社の社長が自家用飛行機やチャーター機を使っているのも「当たり前」です。

日本の場合、これらを単なる道楽やステイタスシンボルとしてしか捉えていない人の方が多い。というのが、発想力が貧困なところでもあり残念なところです。

追伸: 後、対外的な見た目においても「一般大衆車」は駄目です。
社長などでも、結局色々な会合に出た時
「なんだ、あの会社の社長はカローラ程度にしか乗れないのか」となれば、会社全体が軽んぜられます。
一応、「上に立つもの」としては、「上に立つもの」としてのスタイルも気にしなければなりません。
身だしなみが大事なのは当然ですが、身だしなみとは、着ている服装だけでなく、乗っている車なども含まれるのです。
[社会]

コメント(全3件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット