分をわきまえている、と思いたい
2008-07-13


<民主党>鳩山幹事長が党代表選への不出馬表明
7月12日19時53分配信 毎日新聞

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は12日、茨城県筑西市で記者会見し、9月に予定される党代表選について「小沢一郎代表が出馬されるなら当然、今日まで助けてきた人間として出馬はしない」と述べ、立候補しない考えを明確にした。(以下略)
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まあ、鳩山さんは「自分の器を知っている」という事で、いいんじゃない?
「自分の政治理念・信念があって政治をやっている」訳じゃなくて「仲良しこよし」で政党をやっている程度の器だから。

逆にこの人が立候補するようじゃ、民主党も「高が知れている集団」ということでしかないだろうし。

なんだかんだ言って、この人が立つ事、期待していた人っているのかな?

今までの状況を見ても、この人と管は「リーダーの器じゃない」と思う。
「大番頭」として調整役をやるなら逆に優秀だと思うけどね。

今、リーダーをやれるとしたら、最初に必要なのは「ぶれない理念」と確固たる覚悟。それと「ビジョン」。

この3つを持っていると言う点で話せば、前原さんはリーダーの器だと思う。
後、「変わった理念」だけど、リーダー的資質として河村たかしなども面白いと思う。

現実的でかつ調整力の高い「番頭」がつけば、この手のリーダーシップやカリスマ性は、非常に有効的に効くだろう。


ちなみに、小沢は駄目。

「政局を操る」という点ではある程度の才能はあるだろうけど、「ビジョンを持って国家を動かす」と言う部分。「国家のトップ」としての能力に極めて欠ける。

この人は、本来、策士としてリーダーの補佐をするには十分な能力なんだよね。
だけど、今は、自分の「策士としての能力」に過信しすぎて「トップとしての能力がある」と勘違いしているのが最悪の部分。

この人にあるのは「王佐の才」であって、「王の才」じゃない。


元々、「王の才」、「「王佐の才」と「家老の才」、
「トップ」「軍師・参謀」「総合管理職(家老)」は別の存在。思考も能力も別物。
それぞれ別箇の才能で、どれもこなせる人というのは少ないんだけどね。

「適材適所」の意味を理解せず、一つの才能があると他の才能もあると勘違いしている。

……それが民主党の最大の欠陥かな。


「分をわきまえる」というのは、「自分の限界を知る」というだけでなく本当は「自分の資質を知る」という意味もあるのだと思う。

だから、もっと分をわきまえて欲しいな、みんな。
[政治]
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