職務上請求として、人事ではない
2008-07-12


<伊万里市>DV夫に妻の住民票交付ミス
7月12日18時38分配信 毎日新聞
[URL]

>佐賀県伊万里市は12日、県外に転居した女性がDV(ドメスティックバイオレンス=配偶者間暴力)防止法に基づいて転居先の住所を知らせない手続きをしたにもかかわらず、女性の夫に誤って住所を知らせたことを明らかにした。
(以下略)

再発防止に努めるのは当然の事で、「単純なミス」といって済む問題ではない。

とまあ、役所批判はともかく。

今回一番気にしたいのは、住民票・戸籍の取り扱いについてだ。

実際、私達士業のいくつかには、職種の性格から「職務上請求用紙」という、通常の請求用紙とは異なる用紙が存在する。

これを使うと、通常よりも便利に戸籍・住民票が取得できるというもので、許認可や契約書面等で本人確認書面としての上記書類の添付を求められた場合、代理取得などが簡単にできるので大変重宝している。

ところが、この職務上請求用紙。
「特権」と勘違いして、また「職務」という意味を勘違いして使用する「バカ」がいて、時々問題になる。

上のような記事に出てくるような「取得する権利の無い人」に頼まれた時、不正取得なのを承知で、本人の名を隠したまま請求したり、使用目的を偽って「権利外(職務外)の請求」をするという事がたまにあるのだ。

また、最近は「家系図作成」という、わけのわからない使用目的で使うバカもいる。

この手のバカを一々あげると、たぶん果てしなく長くなるし、思いっきり感情的になり支離滅裂になるので詳しく書くのはやめる。
というか、収まりつかなくなるし。

ただ、一言いえるなら、「死ねよバカ」という感じ。


何というか、この手の『バカ行政書士』が多くなると、行政書士全体の質が低いように言われるので、勘弁して欲しい。
「この職種にある人だから」という信頼関係をぶち壊す、この手の行為。
論外以外の何ものでもない。

しかも、この手のバカ書士は「儲かればいい」と、行政書士の職務の意味を全く理解せずに仕事をするから、士業だけの問題じゃなくて、社会にとっても有害の一言につきる。

……まあ、行政書士だけでなく、弁護士でも悪徳弁護士と言われたりするこの手のバカはいるんだけどね。

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さてとりあえず、この手のバカにならないようにするには新人教育が大切だったりする。

資格試験では、法的資質さえあれば誰でもなれるので、弁・司法書士・行政書士・税理士問わずどの資格でも人格的素養は全然チェックしない。

屑でも何でも点数さえ取れればOK

だから、合格してからの教育が「きちんとした士業」を作るためには重要。

まあ、人の事いえるほどの人格者というわけじゃないけどね、自分も。

ただ「職業として」特別の権利を与えられた職種である以上、為すべき義務・責務については常に心に刻んでいるつもりだ。

で、話は戻るが、教育方法の方だけど、「全員で道徳映画見て感想文書けばそれでOK」とか、数時間適当に聞いていればOKというような、おざなりな意味の無い道徳教育では意味がない。

ある程度(絶対は無理だとしても)の90分10コマ程度でじっくりやれる教育プランを考えないといけないだろう。

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……とまあ、書いたんだけど、こっからは、今日の暑さと湿気のひどさにグチる。

なんで、こっからはあまり読まないほうがいい。

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研修素案が全然考えつかねぇ!!
とりあえず8月末位までにアップできればいいんだろうけど、一っつも考えが沸いてこねぇ!!

……どうしよう。

つーか、それとは別箇で22日にやる予定の90分一コマの講義、こっちのネタもまとまってねぇぞ!!


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