「自分」は何をしたかったのさ!!
2008-01-18


衆院岐阜1区は野田元郵政相=刺客・佐藤氏に転出要請へ−自民
1月18日21時1分配信 時事通信
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まあ、「順当」というか当然の話。

これを「使い捨て」だとか言う人がいるかもしれないが、元々、落下傘として「野田聖子」の票を取りに立っただけなのだから、その「理由」が消えたら岐阜1区にいる理由なんてない。
なら、さっさと「他の戦場」に回されるのは当然だろう。

これは、他の落下傘候補にもいえると思う。
自分達が立った場所が「何のためにそこから立ったのか」という理由を理解もせず、「また立たせてくれるだろう」などと安易に流れる。
この時点で政治家として失格だろう。

「刺客」として送り込まれたのならば、次の選挙でも「刺客」として使われる事を予想しなかったのだろうか。

確かに「最初の理由」は「刺客」だったかもしれない。だが、それから今まで何をしていたのだろう。「刺客」から脱却して「自分」が生き残る術をなぜ考えていなかったのだろう。

「その地」を「自分の地」とするために努力をなぜしなかったのだろう。

もう、この時点で「政治家」として失格だと思う。
確かに「党」からたっているが、あくまで「党」の兵でなく「それぞれの地区の主」のはずだ。なら、その地区で「自分の兵力」を作る必要があった。
「党の兵力」しかないのならば、「誰が代表でも構わない」「自分でなくても構わない」と首を挿げ替えられる危険は常にあった。
このような話はすでに当選した時点で始まっていた。
だけど、今まで何もしなかった。

やはり能力が低いとしかいえないだろう。

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「地盤を固める政治」は古いという人もいると思う。

私も地方で「ばらまき」をして集めるのは古いしよくないと思う。
だが、「新しい兵力」を集める必要はどんな政治だろうが必要だ。

「ここから立って国政を行う。この地方はないがしろにするかもしれない。だけど、『私のかなえたい国政』のために力を貸して欲しい」と、新しい方式でも「自分の兵力」を作ればよかったはずだ。

落下傘部隊のほとんどの欠点は「自分の政策」を打ち出せていない事にあると思う。
「党の政策」のために「党の一兵卒として」ここに来た。というならば、党の政策が変われば、当然、立場は変わる。
それは当たり前のことだ。

ならば「党の政策」でなく「自分の政策」が支持されるように努力する必要があった。

結局、落下傘候補の意識の低さが招いた結果なのではないだろうか。


……まあ、これは人の選挙区だけの話ではないけどね。

「国政のために」といいながら、自分の地区で「自分の言葉を広める努力」を怠って、「党利党略を伝えるだけ、党利党略に従うだけ」の政治活動しかしない。
おまけに、他のヒーローが出てきて、だんだん自分の地位が危なくなってきた。
そこで焦って点数稼ぎをしようとして「自爆」したバカをよく知っているから。

……小沢や安倍よりも、もう少し前、ぷっつん自爆した千葉2区の永田を。


最近、自民も民主も「バカな落下傘候補」を作りすぎ。
とりあえず「見栄えのいい若手」を立てるのだろうけど、「議員」を「数」でしか考えていないから、最終的に「烏合の衆」になっている。
本気で「政策を実行したい」なら、量も大事だけど同時に質も必要なのだけどなぁ。

その点、杉村太蔵議員は面白いと思う。
なんだかんだ言われているけど、質としては「異質」だと思う。
そして「異質」だからこそ「代わりが効かない」存在。

化ければ「面白い」逸材だと思うな。
化けなければ「突き抜けたバカ」で終わるけど。
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