守るものは『これから』か『これまで』か
2008-01-17


「人の命は等価値です」
この言葉こそ胡散臭い言葉はないと思います。

人の命の価値はまったく違う。私はそう思っています。

全ての人を救うことなど、神様でもない人間にはできないでしょう。
ならば、必ず「救う命」と「捨てる命」を選ばなければならない時が来ます。

シリーズ 最強ウイルス (パンデミック・フルー)
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NHKスペシャルの再放送を見ました。

ここで言われている『命の選択』。これを「究極の問い」と言っていいのでしょうか?

本来、この問いは『一番最初の問い』だと思っています。
それを目をそむけごまかしていただけではないでしょうか。

元々、ほんの60年ほど前には「戦争」という中で毎日のように問いかけられていた人達がいました。戦場に出ていなくても、空襲の中で選択していた人達がいました。

ですが、今はどうでしょう。
いつから自分達で考えなくなったのでしょう。

国や政府がやってくれると、自らに問いかける事からいつまで逃げているのでしょう。
「命」を見据えることは「死」を見据えること。「殺す」という事を見据える事。
ごく当たり前の事だったはずなのに、逃げ続け、なぜここまで弱い日本人になってしまったのでしょう。

実は、この選択はパンデミックの問題だけではありません。
今までの大震災やその他の災害、当たり前のように突きつけられた問題です。

また、この問題は「今の政治政策」そのものにも常に突きつけられています。

今、問題になっている高齢化についても、単なる「老人の問題」でなく、、実は世代間の「命の選択」という意味があります。
政府の重点政策を「次の世代を育てるため」に使うのか「今の老人」を生かすために使うのか。本来、これが選択基準となる事です。
確かにどちらも重要ですが、「どちらを優先するか?」本当はこの事を考えなければいけないはずです。
しかしながら、その「現実」から目を逸らし、「どちらも大事だから」と中途半端に両方に手を差し伸べた。
その結果が、今の社会そのものだと考えています。

パンデミック対策。

これを一つの機会として、「命の順序」そのものをしっかりと考えてみる必要がある。私はそう考えています。

なお、私の考え方は。
1.子供(若年層)
2.若年層を教育しかつ国力を保つ成年層
3.老人
という順序で年齢の若い者から優先することを考えています。

「未来」を作るためには、「次世代」を守る事がもっとも重要だと考えていますので。
[政治]
[社会]

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