フィルタリングによる言葉狩り
2014-06-08


グーグルがやらかした。
「ある一定の言葉を『タブー』として「自主検閲・言葉狩り」に走り始めた。

googleがロリエロ八分を実行したとの説 - togetter
[URL]

この「言葉狩り」を「ただのエロ規制だからいいだろう」と考える人も多いだろうが、「一律での表現規制」が正常な情報収集する時にも弊害となっている事を忘れていないだろうか。


実際、今回のgoogleの場合、
"中学生" "性行為" と「両方を含むサイト」で検索すると、9件に限定されるが、
"中学生" "性行為" "行政” と「限定条件(語句)を増やす」と、

本来、条件が増えた以上、選択範囲は狭まるはずなのに『約 207,000 件 (0.21 秒) 』と、資料が『増える』異常な現象が発生している。

しかも、これらが正常に表示される訳ではなく、ページを捲っていくたびに減少し3ページ目には「終了」してしまう。

なんと「行政が公式に発表している資料」にすらたどり着けないというお粗末な状況になってしまっている。

これは、かつて『「フィルタリング」で有益なサイトですら「危険なワードを含む」からという理由で表示できなくなっていた(その危険行為の対抗方法を書いたサイトなのに)』のと同じ状態に近い。

今はまだ、「巻き込まれた一般対象には申し訳ないが、児童ポルノ関係の自手規制の結果だから仕方が無い」とでも考えるかもしれない。

だが、このように「恣意的な自主規制」が「他の用語」に向かわない保障は一切無いということを理解しているだろうか。

今後、都合の悪い資料などを公開しなければいけない場合でも、googleの禁止用語を混ぜれば、簡単に「人の目に触れにくい資料」とすることができるのだ。


無意識のうちに「恣意的に制限された情報」を与えられ思考を誘導されている社会が誕生する。(すでに誕生している)
それは、とても危険な状況だろう。


※ちなみに、このブログ記事ですら、禁止用語を使っているのでgoogleでは検索されないかもしれない。
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