フィリピン人一家強制退去問題は「しかたがない」のか
2009年3月18日
− いまどきのオトナ、いまどきの子ども 著者:早川 玄+X(エックス)
(日経BP)
[URL]
まず上記記事を、『最後まで』読んで欲しい。
ネタバレになるので、『最後まで』読んでから、絶対、この先を読んで欲しい。
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読んだね?
ホントにネタバレだよ?
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いわゆる、この記事、『「子どもの権利条約」を元にもっと配慮を』記事。
「子どもと親が離れて暮らすのはかわいそうじゃないか」「親と暮らせるように配慮した方がいいのじゃないか」といういつものお話。
……ああ、日経BPも「お涙頂戴の記事」をまた書いたのか。
普通、そう思うだろう。私もそう思った。
で、いよいよクライマックス。
>「人道的配慮」とか称して「子ども一人で日本に残る」を選択させるのには反対である。なにも「配慮するな」というわけでなない。選択させる条件が、「子どもの適正な状態」ではないのだから「人道的配慮」とか称して「子ども一人で日本に残る」を選択させるのには反対である。なにも「配慮するな」というわけでなない。選択させる条件が、「子どもの適正な状態」ではないのだから、「人道的配慮には『子どもの適正な状態をオトナがつくり守る』はふくまれないのか」になってしまう。極論すれば、「配慮」としながら実際には「子どもの権利など無視」としか思えない。
ほんとうに「人道的配慮」をするならば執行猶予はどうだろう。つまり「親と子どもは引き離してはいけない。したがって子どもが18歳になるまで、強制退去は猶予する。でも、その時が来たら、問答無用で強制退去」である。それが「子どもの適正な状態」を、つくり守るオトナの「配慮」ではないだろうか。
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ああ、来た来た。結局この手の論理か、むかつくなぁ。後で自棄酒でも煽るか。
と、いらつきながらも、最後のページをクリック。
……が、
>そうなると、ひとつの発想が再びうかんでくる。(略)
> 「親と子どもは引き離してはいけない。だから家族全員を強制退去すべき。帰って困難に直面しても、家族一緒なら乗りきれる」である。
えぇぇぇぇ!!
何、その超フェイント!!
おま、ここまで来て「実はこっち側」かよ!!
何、その『オチ』
「日本で、子どもが親と離れて暮らすぐらいなら、幸せのために国に子どもも帰せ、それが子どもの本当の幸せだ!!」
確かにその論理、ある意味、無茶苦茶あってる。
それも「アリ」だと思う。
でも、「それ」を、最後の最後で持ってくるかぁぁぁぁ!!
ここまでの前フリから、その大どんでん返しをかますのかよ!!
何、その同情論引っ張りつつ、最後の最後での「うっちゃり」
すげぇぇぇええええ!!
一気に、酒が美味くなりそうだわ(大爆笑)
いや、冗談抜きで、ほとんどの人が騙されると思う。
こういう文章書ける人って、いいなぁ
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