麻生総理会見を見ながら
2008-09-24


引き続き、第2報。

うわ、やる気だ。麻生総理。

「官僚を使いこなす事」と「敵対宣言」でなくはっきりとこう言い切る。

そのままの質問にも答えている姿を見ているのがだ、
本当に「自分の言葉だけ」で話しきる男だなぁ、この総理は。


ちなみに、麻生総理については世界中で「ナショナリスト」という評価が一般的だ。

麻生新総裁は「ナショナリスト」で一致 仏メディア反響
9月23日18時53分配信 産経新聞
[URL]

これをどう見るか?

 「よくない事」とか「世界から信頼されない」とか言う人がいるだろう。
だが、その考え方は非常に浅はかだといおう。

 逆に「ナショナリスト」という事でぶれない国際観が、世界中から高い信頼を得られる。これが本当の事だ。
 なぜなら『ぶれない国際観』、これこそが世界中で信頼を得るポイントだからだ。

 前にも書いたが、国際感覚においては、相手の言う事をそのまま信頼する人はいない。相手の発言だけでなく、相手の思考パターンや状況を見て『相手の本筋』を読みそこから相手の真意を把握する。
 それが交渉であり国際協調の基本だ。

 その考え方からすれば、麻生総理は終始一貫した理念を述べているので、『根底として』の考え方がわかりやすい。
 そのため、表向きの発言ではなく「真意」を予測して対応する事がしやすい。これは国際関係においては非常に有効なポイントで、おそらく『好き・嫌い』はともかく世界的に「受け入れやすい」総理と言えるだろう。

また、ナショナリストである事を嫌う人がいるかもしれないが、
そもそも、総理(一国の宰相・トップ)がナショナリストでない国家の方がおかしい。

総理とは「国家を代表するもの」だ。
その総理が「自国や自国民の幸福を第一に考えられない」。そのような国家の方が世界的に『理解できない』だろう。

確かに「世界平和」・「世界協調」は必要な話だ。
だが、「自国民を犠牲にした世界協調」などと言うものは、本来、存在しない。「自国民よりも世界平和が大切」などと言う人は、「自国民を守る」総理になってはいけない。

それが世界の摂理といえるだろう。

今、世界の多くの国が、
「判り易い」が「対応に難しい」(手ごわい)総理、「今まで見たいにその場しのぎの謝罪外交をしない総理」と見ている。

これは、日本という国が「国際的な信頼」を取り戻す最大のチャンスだといえるだろう。
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